
年を明けると1月末までイタリア出張。
よって毎年師走は日々納品に追われます。
タイトなスケジュールの中、
細部までの精密な仕上がり確認が必要です。
今日も一着、課題多き納品を終えました。
初めて担当させて頂いた社長様で
胸が鍛え上がっていて姿勢が極端に良い特徴的な体型。
ハンドメイドでのご注文でしたので、
ミシン縫いのレベルからは遠くかけ離れた完成度を要求されます。
ただのスーツという枠を超えて、
彫刻的な作り方、考え方を持って作れるのが
イタリア式のハンドメイド技術です。
13年やってきて、ようやく基礎が分かってきて
自分なりの思いを形にしていく段階が来ているように感じています。
2度の仮縫いにお付き合い頂き、
納品まで3カ月以上を頂きました。
なんとか自分の中での合格点に達しました。
強烈なオーラとまではいきませんが、
他とは違う存在感がでていたと胸をなでおろしています。
次回2着目のご注文を頂く光栄に預かった時には、
1着目を納品することで見えた、
さらに細部に渡っての完璧な仕上がりに対しての課題点も
克服し、さらなる高みへと育てて行きたいと思っています。
一着目より2着目、2着目より3着目が、
より完璧な仕上がりにならなくてはなりません。
そして3着目に、最高点に近い所へ行ける職人を目指すべきだと
イタリアでは聞きます。
最高点に近い場所とは、どんなところか。
一番高い山だと思って登っていた山でも、
頂上付近に行けば、もっと高い山があることを知る。
そんな繰り返しの13年。
また、来年新しい山を見つける気配を感じています。
いつまでも続く道。
できることなら、楽しんで登って行きたい。。。