(フィレンツェの世界的彫金師マエストロ、PAOLO PENKO氏の採寸中)
3週間イタリアに滞在すると、仕立て屋として創作意欲に湧いて来るのが嬉しい。スーツがフィレンツェの歴史地区を背景に美しく映えるのだ。しかし残念ながら日本へ帰国すると、創作意欲が半減する。フィレンツェの町並みと比較するのが間違っているというものだが、それにしても背景がひどい。いくら美しい服もそれにふさわしい舞台があってこそだ。同じオペラ鑑賞でもやぱりスカラ座は気分が乗るしその気になれる。俳優達も一段と気合いが入っているのが手に取る様に分かる。良き舞台とすばらしき俳優、そして衣装は三位一体なのだ。
しかし、だからといってあきらめてはいられない、それでも日本の男性陣は、かっこよく女の子を口説かなければならない。それにはかっこいいジャケットやスーツがいる。イタリア流計算式でいくと、やっぱりそこに需要はあるし、私のやるべき仕事がある。
また今年もイタリアに新しいインスピレーションがあった。いろいろ試してみたいラインがある。また今年も一着一着挑戦していきたい。
HAMADA-BLOG
2012年1月31日火曜日
イタリアから帰国して。
3週間のイタリア滞在を終えて思う事。
体力、精神的に結構大変だった今回のイタリアの旅。
イタリア人は「ノン チェ プロブレンマ」(問題ない)というが、むしろ問題しか無い国。
相変わらず電車は遅れ、新しく入ったミラノの鉄道切符自動販売機は、(ぺっ)と、吐き出すようにおつりの紙幣を出す。ネットが繋がるホテルを予約したのに、部屋に入ると繋がらない。昼は3時頃まで店が閉まり、ずっと店員はお昼ご飯。食べ物は基本重たく、コカコーラはぬるい。常にイタリア人の「大丈夫」という言葉を疑いながらの日々。
そんな不自由極まりない国から、世界一清潔で安心で安全で誠実で、上品な国民を有する国へと帰った。日本って本当に、いいところまで来ている国なんだと思う。
日本が足りない所は、お洒落ではないところ。いろんな意味でセンスがないところ。自分たちの持っているすばらしい所を知らないこと。重箱の隅をつつくばかりで、わざわざ自分たちで自分たちの肩を凝らしているところ。この国は、国民全体的にM気質が有るのかもしれない。意味のあることと、無い事を精査して、皆で前向きになれたら、これほど強い国は無い。でも、今の日本人にはそれができない。
イタリア人はそれができる。
あんなにいいかげんな国民なのに、
もしかしたら、人生を生きる速度、力の入れ加減、入れる場所の一番「良い加減」を知っている国民なのかもしれない。彼らの作る、あっという間に故障する赤いスーパーカーが、世界中の男を魅了するのも事実だ。恐ろしい程に未完成な国が世界中を虜にする。
ん〜あの国に長く滞在すると、日本を愛するようになれるのも確かだが、
あの国がない人生はやっぱり考えられない。
2012年1月5日木曜日
もうすぐフィレンツェへ飛ぶ
後数日で、第2の故郷「フィレンツェ」へ向けて私は飛ぶ。
ああ〜、この時をどれだけ待ち続けたことか。
フィレンツェに飛ぶ理由は、もちろん仕事もある。
しかし、それだけではあまりにも勿体ないし、
フィレンツェまでわざわざ行く意味などない。
やはりフィレンツェには、人生を意味を取り戻しに行く。
日本は日々戦場のようなものだ。
なんだか良く分からないうちに、
どんどんスケジュールが埋まって行く。
忙しさの中に、心が失われていく。
暇をもてあまし過ぎるのも、心が磨かれない気がするが、
忙しすぎるのは、磨きすぎて潤いが無くなるのと同じで、
結局意味が無い。
心が常に潤っていて、
充実した日々を送るには
相当の生きるテクニックが必要だと思う。
しかし、フィレンツェではそのテクニックがいらない。
ただ、ぼーっと街を歩いているだけで、
どんどん一日を充実させてくれる。
あの感覚はなんだろう。。。
私の世界一のパワースポットである。
1月28日までの約3週間。
精一杯パワーを充電して、
日本に持ち帰りたい。
2011年10月31日月曜日
久しぶりの帰宅
久しぶりに関西に戻った、久しぶりの家族との対面。
やっぱり家はいい。
でも、あと一週間ぐらいで再び関東へ発つ。
子供達と貴重な時間をしっかりと過ごしたい。
もし、時間とお金が手に入り、
自由を獲得したら貴方は何をしますか?
私は今と変わらない生活を続ける気がする。
これは、今が充実している。ということなのだろうか?
それとも、想像力の欠如?
私の限界?
仕事に追い回される日々が続くと
視野が狭くなり、想像力に広がりがなくなる。
走るだけ走ったあとは、
時々スローダウンし、
クールダウンしなくてはならない。
しばらく私は走りざる得ない状態だし、
走る意味がある状態が続く。
目処がついたら、スローダウンし、
クールダウンしたいと思う。
日本の生活では、ちゃんと時々軌道修正しなくては
訳のわからない方向に船首が向いていることがある。
現代の日本の対流は、
美学や哲学が無いので怖い。。。
2011年10月26日水曜日
バイオリンから学ぶ機会
バイオリニストのプライベートプロダクションという仕事を少し始めた。
プロダクションといっても、
まだそんなにたいした仕事ではない。
小さく小さくご縁を繋いで行く仕事だ。
小さなイベントやパーティーを繰り返しながら、
今、お会いすべき、ご縁を探って行く。
ということもあって、仕事中、仕事後、寝る前、
彼のバイオリンの音をYouTubeで繰り返し聞く日々が続いている。
思う事がある。
どんな仕事でも繋がる所があるなと。
そんな風に感じる。
一度彼の音に耳が慣れてしまったら、
他のバイオリニストの音に違和感を感じ出す。
いい意味でも悪い意味でもなく、
とにかくそうなるものだ。
もうすこし聞いて行くと、
自分の耳に心地よいテンポ、心地よい表現、
心地よい香りのような物があることに気づく。
力強さ、優しさ、繊細さ、情熱、優美さ、可憐さ
に続き、安っぽさやゴージャスさ、など音を表現する言葉は
言い出したらきりがない。
この感覚は、料理やワインとも似ているし
車のエンジン音やステアリングフィールにも似ている。
最後に、私の仕事とも似ているのだ。
生地と芯地と裁断と補正、デザインと縫製。
バイオリンの音を繰り返し繰り聞いて、
その音に魅了されていくと、
だんだん自分の仕事もバイオリンに繋がる総合芸術であることに気づいて行く。
私は、バイオリニストとしばらく共に歩む機会に恵まれた。
彼の出す音色から
また一つ深い人生のヒントを得たいと
今期待している。
2011年10月24日月曜日
「感謝と仕事、原価と敬意」
今年も、この銀座という舞台を中心に仕立て業をさせて頂きました。
当店にご注文賜りましたお客様には心から感謝申し上げます。
本年も11月を目の前にむかえ、
年内にご納品できるハンドメイドはすでに終了。
今後の、新規受注はマシンメイドのみ年内可能となります。
そのマシンメイドも11月上旬までの受注で終了でございます。
現在お預かりしておりますスーツやコート、タキシードやモーニング、
オーダーシャツやジャケットなど、
無数の注文を横目に、どれだけ仕事をしても一向に減る様子がありません。
年々お客様へお届けしたい仕上げレベルが、
私の中で大きくなるばかりで、
理想と現実の狭間で戦う毎日です。
仕立て屋の仕事というものは、
お仕立て申し上げた服を、お客様がご着用頂いている時間に
一定の責任を持つということだと、
そして、その熾烈な戦いと苦労と手間がある舞台裏を
お客様にお見せすることなく、
涼しい顔で、お客様にお届けすること。
(なかなか出来ることではありません。)
中でも、一流の仕事というものは、
世界中に無数にある仕立て屋の中から
当店をお選び頂いたことへの感謝を
仕事でお返しする。
その仕事への敬意を、原価にプラスして、
お客様がお支払いする。
だから、一流の仕立て屋の仕事に利益という考え方はない。
あるのは、「感謝と仕事、原価と敬意」だけだと。
利益があるとすれば、それは帳簿上にある、ただの数字を指すのみ。
「私の尊敬する一流仕立て職人の言葉です。」
この仕事の歴史は深く、
技術やセンスもさることながら、
その哲学の深さにも圧倒されます。
そんな階段を一段一段登るのも、
この仕事の醍醐味であり喜びでもあります。
今年も残り少なくなって参りましたが、
また次の一段を目指して、
目の前の仕事に真剣に向き合いたいと思っています。
2011年10月21日金曜日
出会いの奇跡
人生は人との出会いがすべてである
私はそうおもっている
私は一人のバイオリニストと出会った
この出会いで きっと私は 新しい人生を手に入れるだろう
そう確信してる
バイオリンの音は幾度と無く耳にして来た
しかし目の前で生で聞く機会なんてなかなか無かった
イタリアを歩いていると街角で弾いているのを時々見かけるくらいだった
しかし今回は違う
これからは違う
これからは確実に目の前で
バイオリンを聞くチャンスに私は恵まれるのだ
その演奏者が私の友人なのだから
すでに私の人生は変わり始めている
たった一人との出会いが
こうも私の人生をウキウキさせ
未来を期待させるものだろうか
出会いの奇跡は私を興奮させている
音楽のすばらしさ
バイオリンの魅力に
今 私の心が確実に衝撃を受けている
2011年9月11日日曜日
秋冬シーズンの到来
いよいよ2011秋冬シーズンが始まりました。本来9月〜11月までで、1年間の多くの収入をしなくてはならない仕立て屋という仕事。はたして今年もちゃんとご飯が食べれるだけお買い上げ頂けるかどうかわかりませんが、不景気が続く中、1着という注文を頂けたお客様には、感謝の心一杯で真剣に向き合わせて頂きたいと思っています。
毎年心配なこの時期ですが、今年もお蔭様でご予約が続きます。
本当に感謝です。
しっかりと物作りに励みます。
写真は、素敵な素敵なロシア人モデルからの注文、ブラックスーツ。
さすがモデルで、180cmを超える身長と、手足の長さが半端じゃありません。
さらに、肩の骨格、お尻の形など、日本人はもちろんのこと、イタリア人の骨格とも違います。正直かなり難しかったです。でも、そんなに遠く無い仮縫いまで到達しました。来月は第2回目の仮縫い。なんとか年内納品を目指します。出来上がりが私も楽しみです。
2011年7月26日火曜日
2011年7月21日木曜日
迫る大きな波。
官僚制社会主義国家「日本」
国家とは誰の為に存在し
議員とは誰の為に存在しているのか。
私利私欲を離れ、命を投げ打って
国の為に働く救世主を望む国民。
果たして私たちはそれでいいのでしょうか?
民主党になっても、相変わらず国の代表である
国会議員達ですらチェックできない、
いや、しようとしない特別会計。
国政調査権を行使すればするほど、
自らの命を削ることを各議員達は
何となく感じ取っているように見えます。
一部の人が情報を握り、
一部の人だけが理屈を知っている。
多くの国民はただそのうねりの中に
流されているだけ。
同じ流されるなら気持ちよく流されたいものです。
ドルやユーロが、いよいよ危ない
世界通貨が最大の危機を迎えている昨今。
今日、この台風の日ですら、
あの時は、大変に幸せだったと思う日が、
すぐそこまで来ているのかもしれない。
しかし、希望はある。
厳しい時代ほど、人生の本質が見えるものだ。
何が大切で、何が不必要であったか。
私たちが今、一番得なければならない哲学を
得るきっかけになればと。。。
2011年7月15日金曜日
暑いですね〜!!綿ジャケット制作。
2011年7月7日木曜日
ボローニャの工房から新作が出来てきました!!
2011年7月1日金曜日
料理が趣味
ヨーロッパへ行くということは、
私にとっては、新しいメニューに出会うという事でもあります。
自称料理が趣味。
美味しいの大好き!!食べるの大好き!!
美しいorかわいい女の子はもっと好き!!
それが私。(わかりやすいでしょ)
今回のヨーロッパ出張では、
ロンドンのバールでウエイトレスのイタリア人女性シルビア!!
そしてフィレンツェのカメリエーレ(ウエイトレス)キャリー!!
この2人が絶品でした!!
シルビアとは、ロンドンでイタリア語を使えた貴重な機会でもありました。
シルビアまた会いたいよ〜。
フィレンツェのキャリーもかわいすぎました。
今度はもっと話したいな!!
(一応このあたりまではギリで妻公認です。)
それは、さておき。
今回覚えて来た料理は、この二つ。
海老(イタリアでは手長海老。残念ながら日本にはありません。)のラード巻きの
オーブン焼き。今回はホイール焼きにしてみました。塩もコショウも振らず、
ただ、脂身の多めの薄切り豚で巻くだけ。
食べる前に、お好みで塩コショウ。
そして、サーモンマリネのオレンジソース。
サーモンのマリネは、塩砂糖ディールをまぶしてラップに包んだサーモンを、
まず冷蔵庫で6時間。
その後洗い流して水分を取り、
さらにディールとエキストラバージンオリーブオイルをかけてラップで巻き、
一晩冷蔵庫。
けっこう手間をかけて作りました。
我ながらすばらしく美味しくできました。
オレンジソースが完璧に合うんです!!
さあ、これでまたレシピ2つゲットです!!
やっぱり料理は楽しい!!
2011年6月30日木曜日
アンテナのメンテナンス
海外出張中は、あえて日本のニュースを見ない様にしている。
それは、日本にいるとき毎日アンテナを張っているからだ。
アンテナも1年に1度や2度ぐらいは、メンテナンス期間が必要だと思う。
メンテナンスをせずに、雨風にさらされて何十年も使い続けると
当然錆びるし、機能不全に陥る。
情報のアンテナも、心のアンテナも
たまには休ませ、そしてリフレッシュさせてやらなくてはいけない。
最近、新型の鬱患者が若い人の間で急増していると聞く。
今にはじまったことではないが、
いよいよ日本は機能不全だ。
「大海も1滴の集まり」であるように、
日本全体の問題は、すなわち私たち一人一人の問題だ。
日本人は働き過ぎだと世界中の人々から言われる真意を、
日本にいながらにして肌で実感するチャンスはない。
日本人は、働く事を美徳としてきた。
海外は、労働は罪であるという、
キリスト教の影響などもふまえたとしても、
日本人の働き過ぎからくる盲目さはあまりにも目に余る。
声を出す隙間すら与えられないし、
声の上げ方を得たいという力すら不足している。
年に一度の1泊2日の温泉旅行では、
日本の機能不全、自らの人生の機能不全を総合的に分析し、
あたらなる一歩を力強く踏み出すことはできない。
世界6位の自殺者大国。
先進国では、ロシアに次いで2位。
この生きにくい社会を変えるには、
私たち一人一人が豊かな人生を手に入れる強さを持つ事だ。
変化を恐れることなく、少数派になることを恐れることなく。
自分が正しいと思った道を、それぞれが
日本人らしく誠実に歩く決意が
今求められているのだと思う。
2011年6月27日月曜日
パリとの出会い。
私がフランスに立寄り、この目で初めてのパリを見るということ。
1度や2度で、その国その街の空気を知ることなど、到底不可能であることは
私が10年イタリアと通う中で、十分知っているつもりだ。
それと同時に、ファーストインスピレーションの重要性にも
私は決して小さくはない意味を感じてる。
青空のパリ駅。
ロンドンからドーバー海峡を超えるユーロスターで
私がホームに降り立ったのは、
午後3時30分頃。
ユーロスターでロンドンからたった3時間弱の場所にあるパリが、
思いのほか、ロンドンよりもずっとずっとイタリアに近い匂いがした。
これがパリか。
時間が経つ程に聞こえてくるフランス語と、
ロンドンとミラノを足して2で割ったような街並みに、
私が慣れ親しんだイタリアに少し近づいた
安心感のようなものを感じた。
街の景観、人種、食文化、ファッション、
言葉、匂い、交通インフラ、生活制度、
初めて降り立つ国は、多くのアンテナを立てざるを得ない。
私の知るイタリアやロンドンと比較しながら、
まずは、体全体でその街を受け入れようと
体中をスポンジに変えるような感覚で
横隔膜を広げた。
ある意味私が想像していた通りの部分もあり、
ある意味私の想像を裏切られた部分もあった。
まず、想像していた通りなのは、街の景観だった。
思ったとおりの美しさ。世界中の人々が一度はパリを目指す意味が分かった。
そしていい意味で期待を裏切られたのは、
もっとパリは、気取ったイメージがあると思った。
意外にもそうでは無かった。
それは言語にも現れていた。
イタリア語や英語に比べると、
言語はたしかにはるかに上品だ。
「ボジュー」「スィビルプレー」
なんて聞くと、おお!!パリに来たな〜!!
と思わざる得ない。
しかし、日本でのNHKフランス語講座で聞く
勉強上の語学の印象とずいぶんちがって、
生のフランス語は、英語よりも遥かにイタリア語に近い
私にとっては心地よいものだった。
早速、フランスの観光案内書、最後の方のページにある
日常使うフランス語を読み、
片言のフランス語を覚えては実際に使ってみた。
切符を買ったり、道を聞いたりと。
意外に通じることに喜びを感じた。
もちろん相手が何を言っているかは、
ゼスチャーや、なんとなくの空気を読むしか無いが、
それはイタリアでも同じ事。
そんなに敬遠する国ではなかったし、
敬遠する言語でも無かった。
私の専門である、ファッション。
そして私の趣味であるグルメについては、
後日記述することとして、
今日はこの辺で筆を置きたい。
それではまた。
チャオチャオ!!(最後はやっぱりイタリア語)
2011年6月26日日曜日
無事帰国と社会復帰への不安
2011年6月23日木曜日
出張+バカンス終盤。in シエナ
今回のヨーロッパ出張&バカンスも終盤。
今回の滞在場所
「ロンドン・ケンブリッジ・パリ・フィレンツェ・ベネツィア・シエナ」
今日は、その「シエナ」です。
ピアッツァ・カンポを中心に広がる中世そのままの街。
私は、ここは2回目。
フィレンツェより、さらに空気が緩い。
魅力的な街、幻想的でいいですよ。
癒されますよ〜。
明日は、午前中にはフィレンツェに出発して
最後のお仕事。フィレンツェの一流仕立て屋を訪ねます。
今回の旅は、総括するとスケジュールがちょっとタイト過ぎました。
日程の割に、滞在場所が多すぎました。
そうなってしまった理由は一つ。
私の仕事に「母のバカンス」がくっついてきたのですから。
僕より元気いっぱいな母は、
足も、胃袋も、私より強靭。
どこにでも日々新しいところへ行きたがります。
毎日の夕食には最低50ユーロ使われますし、
さらに、美術館や宮殿、大聖堂など
入場料のかかる場所へはすべて入るといいますので、
毎日100ユーロ札が飛び行く生活に、
日々私は恐怖をかかえる旅でした。
帰国して清算するのがどれだけ怖い事か。。。
しかし、親孝行だと思う様にして、
なんとか最後まで乗り切りたいと思います。
ああ〜〜〜帰ったら仕事か〜〜〜〜。
また頑張るとするか!!!
2011年6月22日水曜日
10年目で見えて来たイタリアの魅力と怖さ
イタリアへ最初に降り立ってから今年で10年目。
いろんな思いを私なりに抱いて10年この国と通って来た。
いつも、新しい感動と衝撃を私に与えてくれる国だった。
私は今、フィレンツェに立っている。
気温は暑いが湿度が低いので、影に入ると涼しい。
この季節、ビールが美味しいのは日本と同じだ。
文学の世界では、なんども読み返す度に、
新しい感動が得られる書物を名作だという。
イタリアはまさに国の名作だ。
10年目のこの度もまた、私に新しい世界と感動を見せてくれた。
今回の旅で、初めて実感したのはイタリアの危険性である。
イタリアは極めて魅力的な国だからゆえに、
その麻薬性には大きな危険が潜む。
数ヶ月滞在したらもう、だれでもこの国の虜になる。
日本社会だけでは絶対に満足できない体になってしまうのだ。
この街に滞在すればするほど、
不思議に思うことがある。
それは、ストレスを感じないことだ。
まったくストレスが無い。
悩んだりする機会がない。
イタリアという国は、国が持つDNAの中に
ストレスという分子がないのだ。
これは、一見良いことがだが、
私は、その中に危険性を見た。
このストレスがない生活を一度してしまうと、
何もできなくなる。
ただ、一日一日を何の疑問を持たずに、
過ぎ行くだけの生活。
朝になると鳥のさえずりが聞こえ、
そして大聖堂の鐘の音が聞こえ、時計を見る必要も無い。
日本ほど美味しい料理は少ないが、
なんの文句もない美味しい料理が食べれる。
笑顔と挨拶に溢れ、不機嫌そうな人は少ない。
不機嫌そうな人を見ても、あまり気にならない。
美しい町並みと美しい服、美しい女性達に
映画俳優のような男達。
行きたいところへは、自由に行けるし、
一日中同じ景色を見ていても飽きない。
1日中なんにもしなくても充実した一日が終わる。
日本でなら堕落した生活をしていると思い、
なにかしらの引け目を感じるだろうが、
この国では、そんな思いにならない。
なぜなら、みんなそうしているから。
昼休みは長い。
電車は遅れる。
待ち合わせに遅れても、みんな遅れる国だから平気。
夜も12時からでもがんがん飲める。
イタリアには2種類のお酒しかない。
「楽しいお酒か、寂しいお酒」
ただし、寂しいお酒のときも町並みや景色が自分を支えてくれる。
寂しいときは、寂しいように、寂しさにしっかりと浸らせてくれる。
そして、その日の寂しさはちゃんとアルノ川が責任をもって流してくれる。
こんな、麻薬的な国へ来て、
身を滅ぼす日本人は多い。
特に女性は危険だ。
この国の麻薬に犯されて幸せになった日本人女性を
この10年でほとんど見ない。
みんなおかしくなっている。
しかし、そんな中でもおかしくならない、
身を滅ぼさない人もいるのはいる。
ただし、1000人に一人だ。
その1000人に一人は、実は天使だ。
会えば分かる。一般人には真似できない。
はっきり言って、人間界の人ではないのだ。
だから、普通の人が若くしてイタリアに滞在することは
私は薦めない。
ヨーロッパに滞在したいなら、
ロンドンかパリにしておいてほしい。
イタリアは、特にボローニャから南は、
必ず身を滅ぼすことになる。
2011年6月17日金曜日
今日のすべて。
2011年6月16日木曜日
フィレンツェ2日目。リッチとの再会。
かっこいいでしょ〜!!ほれぼれするオーラです。
こんな同業者、憎いです。
彼は、「南イタリアの仕立て屋」。
ということは、「哲学者」ってことを表すも同然なのです。
私は近い将来、彼と服作りについて、
もっと深いディスカッションをすることを狙っています。
そして友人になる事も。
今回で、彼とは3度目。
がっつり覚えてくれていましたよ!!僕の事!!
とりあえずは知人へランクアップ。
しかし、かっこいいジャケット作るよな〜。
どうなってるんだろう??
ミラノ仕立ての私には、南イタリアの仕立てはなかなか分からない。
憧れる〜〜〜〜。
リッチ、早く教えて〜〜。
南イタリアの哲学を!!
ようやくたどり着いたフィレンツェ
花の都パリを後に、ようやくたどり着いたフィレンツェ。
「ボジュー」→「ボンジョルノ!!」の世界へ。
やっぱり、家です。
フィレンツェ(トスカーナ)は、私の故郷。
オリーブの山、サンジョベーゼの葡萄の香り。
メディチの遺産と古き時代をそのまま残すライフスタイル。
なんといっても、このイタリア人のいいかげんさ。
最高です!!ノンストレス!!
言葉も通じるしね。
とはいえ、フィレンツェに入ったということは、
バカンスなんて言葉は吹っ飛び、
ガッツリと仕事ってこと。
早速1万5千歩歩きながらの仕事三昧。
あ〜ロンドンとパリのバカンスはあっという間でした。
隙間を見つけてネベツィアにもう一度1泊でバカンスを取る狙い。
頑張って仕事やっつけるぞ〜〜!!
パリで昼寝。
2011年6月2日木曜日
出張中の悩みの種は晩ご飯!!

晩ご飯って悩みませんか?
特にたった一人での東京出張中は毎晩悩み通し。
私は料理が趣味なので
自炊できるアパートならいいんだけど、
現在自炊できるところでは無いんです。
基本、車で移動の生活だから
特に一人で食べれるところって
ないんですよね。
どうしても牛丼とか カツ丼とかって
なりがち
でも、食べた後になんとなく体に悪いよな〜って思うし
安い値段なのは たしかに助かるけど
心の満足度は少ない。
今日一日最高だった〜!!って
晩ご飯 次第ってとこないですか?
若い時はそれでも全然何とも思わなかったけど
さすがに35も過ぎるとね〜
ということで、最近はまっているのが
私の神奈川事務所兼寝床の近くにある
中華料理店
ここ最高の味なんです。
店員さんのサービスも最高っていうか
あまりにも顔なじみになり過ぎ!!
出張中は、最低でも週3?
さすがにカツ丼牛丼に比べるとちょいとするけど
出張中の晩ご飯なら、ぜんぜん予算内です。
今日は、野菜炒めに鶏の唐揚げのあんかけソースです。
にらの入ったスープもおいしいんです。
今日も良き一日でした!!
明日も良き一日でありますように!!
2011年5月28日土曜日
ZENSIN SURUTAME NO CHIKARA
前進するには力がいる
力を出すには燃料がいる
人間にとっての燃料とは
いろいろあるだろうが
例えば「欲」もそうだろう
大富豪が 若さを手に入れることができるならば
どれだけのお金も惜しまないのだと聞く
「若さが欲しい」
それはどんな思いからだろうか
やり残していることが一杯あるのかもしれない
まだまだ楽しみたいことが山ほどあるのかもしれない
もしくは一生懸命貯めて来たお金を誰かに
取られるのがいやな大富豪もいるかもしれない
いずれにしろ
「若さが欲しい」という欲には
力強さを感じる
もし今、自分が後一年の命しか無いと
宣告されたらどうだろう?
もちろん妻や子供達と分かれるのはつらい
しかし、「この世で自分がやり残したことがある」
というような大きな、または崇高な思いが、
今の自分で湧いてくるだろうか?
もし湧いてくるとするなら
それはどんなものだろか?
「いつかはフィレンツェに住みたい」という夢は
以前から持っている
少なくとも5年〜10年後には一年間で3ヶ月は
妻とフィレンツェに住める様に
いろんな情報収集と
それに向けての
ささやかな積み立てもしている
しかしそんな夢も
結局は自己の満足を追い求める程度のもの
私自身それだけの器なのだと
少し恥ずかしくも思うが
そんな自分にも正直でありたい
しかし、命にかかわったとき
まさに命がけで得たい欲求と
フィレンツェ滞在は
同種類のものだろうか?
人の最終的な幸せが
もしも「後悔しない人生」
であったとするなら
「命がけで得たい夢」
そんなテーマともう一度しっかりと向き合ってみることも
意味のあることではないだろうか?
あっという間にアラフォー世代
来月の長期ヨーロッパ出張
そんな問いと向き合える旅でも
あってほしいと思う
2011年5月23日月曜日
当店HP Net Shop に、鞄登場!!
2011年5月12日木曜日
イタリアで良く聞く単語
2011年5月11日水曜日
海外出張日程決定
2011年5月9日月曜日
SAKEBI

仕事に振り回される人生なんてまっぴら
そう思ったから いろんな挑戦を続けて来た
しかたなし しかたなし
と思っているうちに人生はおわると思ったから
そして今もその想いは変わらない
昔と違って少しテクニックがついてきた
ちょっとしたことで慌てなくなってもきた
しかし重要なのは密度
密度ある時間を過ごす為には
あらゆることがゆるされるべきだと心が叫ぶ
密度ある人生を過ごす為には
日本は少し現実的すぎる
イタリアの街には過去がある
そしてストーリーが詰まっている
それを感じるから今を描こうとする力が湧いてくる
いや少し違う
過去を含めたストーリーの中に生きることが許されるのだ
そして大いなる過去を感じることで
これからも永遠に続くだろう時間も感じることができる
よって自分の人生は
その偉大なる時間の中の
刹那な時間にしかすぎないのだと
感じることができるのだ
だから今日を輝かせようと思うし
その為の道具はすべて揃っている
それが私の好きなイタリアなのだ
今年の6月はロンドン→パリ→フィレンツェへと旅立つ
また新しいインスピレーションを求めて
私の心の叫びを聞く為に
2011年5月7日土曜日
日本の節目

東北関東大震災がいろんな意味で日本の節目となるようです。
特に注目は大企業のグローバル化であろうと思っています。
トヨタなどは今や日本企業というよりも、
日本が起源の企業というべきかもしれない。
さらにパナソニックなど、この5年で大きく海外に羽ばたく企業は多い。
いよいよ日本の底力の見せ所だ。
ブリックスなどと言われる国々を中心に、
今後10年、大きく国際的な経済シェアが広がる。
日本国内は、今後ソフトランニングを続けながら、
大企業や中小企業の海外成功いかんで、
経済の回り方が大きく変化するだろう。
円という軸は、海外に比べるとまだまだ堅実。
良くも悪くも日銀の仕事が、
国際的堅実さを裏付けているように思う。
危なっかしい先進国の通貨が、
今後どう変化していくのか。
高齢化が進む日本は、
おのずと若い力が限定的である。
少数精鋭で、日本のあるべきすがたを模索したい。
時代を読む近視眼的な経済学は不必要だとはいわないが、
日本の得意ジャンルをはっきりとさせて、
集中的に強くすること。
日本という国家も、
日本人というソフトも、
今もとめられているのは、
アイデンティティーの確率であると思うのです。
海外と向き合うとき、
自らの国の確固たる特色と、
しっかりとした基盤、
国際的な信用を得れてこそ
グローバルな世界で勝つ事ができる。
日本の力を今こそ増大させて、
悲しくとも、この震災の機会を意味ある節目にしたい。
2011年4月27日水曜日
ドルの危機
2011年4月22日金曜日
一人の職人との出会い
今日私は一人の男と出会いました。
彼と出会う為に彼にメールをし、
彼がフィレンツェから帰国されるのを待っていました。
そしていよいよ帰国ということで、
東京出張中から彼に会う為に新幹線で関西に戻りました。
彼は、フィレンツェでSARTO(仕立て屋)を営む同業者。
出身も同じ関西です。
数歳年下だが、腕はすばらしい。
着ている服を見ればわかります。
私が習ったのは型紙までですが、彼は最後まで縫える。
私が憧れる「完全な職人さん」なのです。
最近TVでも特集され、雑誌でも時々みかけるようになりました。
彼と会った印象は?
そうですね、いい物を見させてもらったって感じです。
男としての質量といい、
自分というものを強く持ち、
美意識も着実に積み重ねておられる凛とした青年でした。
久しぶりでした。こんな良質な人に出会ったのは。
6月にフィレンツェで再び会う約束をしてくれました。
お肉を食べに行く約束です。(フィレンツェといえばお肉なので)
彼との出会いが、また私の新しい節目となりそうな予感です。
Mさん本当にありがとう。
そしてYさんもまた会いましょうね。
2011年4月15日金曜日
どうなっているの?この国は。
[東京電力の清水正孝社長は13日の記者会見で、2007年の新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市、刈羽村、全7基)で今も停止中の2~4号機のうち、3号機について、「運転再開に向けてできるだけ早く、年内には手続きに入りたい」と発言した。]
あり得ない。
本当にあり得ない。
ここまで来ると本当に開いた口が塞がらない。
震度5で壊れる原子力発電所に再び火を灯そうというのだ。
国民の多く(情報を持つ人のほとんど)は、
日本中の原発をまずは停止してほしいと思っているのに。
しかも、福島の原発が今なお、
爆発の危険すら0になっていない現状。
東京が避難地域に入り首都が壊滅するかもしれないという可能性が
0になっていないというのに。
点検中の火力発電所に火を入れるのを急ぎたいなら分かる。
本当にどうなっているのだ?
この国は???
2011年4月11日月曜日
なかなか寝られない夜
昨日は、選挙でございました。
皆様はいかがでしたでしょうか?
投票に行かれた方、行かれなかった方、
いろんな理由や思いで一日を過ごされたのではないでしょうか。
私も親友が県議会議員であり、
そして彼の後援会長という肩書きを担っており、
仕事が終わった後、開票結果を選挙事務所で待機していました。
おかげさまで3議席ある内の3番目で当選となり、
再び胸に兵庫県議会のバッチをつけることになりました。
日本中で、議員に対する不振がますます募る昨今、
当選した議員は、なによりも優先して
国民との信頼関係を再建することが重要です。
行政と民間との間に信頼関係が崩れると、
国家が崩壊します。
私たちにとって、国家という枠がいかに重要であるかについては、
この度の震災を通じて私たちは肌で実感致しました。
国家があるから、救助が来ますし。
国家があるから、支援金が来ます。
国家があるから、小さくとも希望の光が見えるのです。
その為に、私たちは納税し、
国家の為に働いてくれる議員や公務員を雇っているのです。
議員や公務員、私たちの税金で飯を食う職種は、
それぞれの政治センス、行政センスを持って、
納税者に対し、仕事で返していかねばなりません。
議員は、1票という重さとどう向き合うのか、
それが問われる仕事です。
私は彼の親友ではありますが、
親友であるからという理由だけで、
後援会長をやることはできません。
彼が議員という仕事を選んだ以上、
厳しい目で、彼を見なくてはいけないと思っています。
それが議員と有権者の正しい向き合い方だと思うからです。
議員は4年に一度選挙に通おりさえすれば、
法さえ犯さなければ、
平均的民間所得よりも遥かに高い給料を約束されるわけです。
公務員は、国家や地方行政が破綻しない限り、
確実に給料はアップしていくわけです。
私たち民間の為に働いてくれる特別な仕事だから、
そういう仕組みになっているわけです。
国会議員はビジョンを持ってほしいと思います。
最低でも持つ努力をしてほしいと思います。
そしてそのビジョンを私たち有権者に分かりやすく提示するべきです。
県議会議員や市議会議員は、
首長の行政をチェックする役割ですから、
ちゃんとチェック機能を果たさなくてはいけません。
と共に、首長がこのような政策を打ち出し、
その政策に対し、私はこう思うということを、
優先者にアピールする義務があると思います。
とにかく地方行政も国政も、アピールが足りません。
民間は忙しいのです、
行政の流れをいちいちチェックする時間を持ちません。
だから、私たちがもっと見やすいところまで、
情報を発信する努力が必要です。
患者に分からない言語で医者が話すべきではありません。
生徒にわからない言語で先生が教壇に立つべきではありません。
商品説明もなく、ただ行政の仕組みだからという理由だけで、
有権者の目の届かないところで静かに仕事をするべきではありません。
とくに、現在のように有権者との信頼関係に傷がついている時は。
今の時代に必要なことは、
民間も行政も、その仕事が本来持つ、精神性や価値を理解し、
いわば、当たり前のことを当たり前にやる社会の気運を高めることだと
私は思います。
企業が利益のみを重視し、企業理念から脱線する。
議員が保身に走り、国益を後回しにする。
そんな気運が私たちの国家をいやしいものに変貌させていくのです。
今日も、私は仕立て屋として
1着のスーツと、3着のシャツ、
そして1着のジャケットのご予約を賜りました。
私が仕立て屋として、どれだけの価値があるか?
それは今日承った仕事と、どう向き合うかにかかっています。
私の親友も、これからの4年間、
胸に県議の青いバッチをつける訳ですが、
有権者が彼に入れた13000という票と、
どう向き合って行くかにかかっているのだと思います。
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