フィレンツェに住んでいると
クリエイティブな気分になってくる
ミケランジェロやダビンチをはじめとした
無数の芸術家や職人達が今も昔も
この街で考え
この街で感じ
この街で制作を続けてきた
この街はクリエイティブなオーラが
今なお凝縮している
街を歩けばとにかく芸術に触れる
芸術をさけて歩く事は不可能で
さらに数多くの工房が軒を連ねており
工房を覗くと職人達が制作している生の姿を
見る事ができる
その姿はこの街が今も生きている事を
感じさせてくれる
多岐にわたるジャンルの工房
多岐にわたる表現の違い
それをこの街を歩く度に
ちょっと近くへ買い物に出かける度に
あたかもそうである事が当たり前のように
どっしりと、それでいて軽やかに
ルネッサンスからの物語を
今も綴り続けている街の姿を
見せられるのだ
そんな環境に身を置くと
職人の端くれとしては
自分も何か作りたいという衝動にかられるのは
大変自然な事のように思える
さらに生まれてくる衝動は
売れる為の物を作るという思いが薄れ
自分も美しいものを生み出してみたい
そんなシンプルな思いに帰る事ができる
心の中に現れては消える泡のような衝動
生まれては消える繰り返し
生まれそうで生まれず
生まれたと思っても凝視するまでには
消えてしまう
そんな泡のようなインスピレーションが続く
フィレンツェは
やっぱり偉大な街だと思う
この街とご縁を頂けて幸せだとも思う
人が考えるという行為の神秘さと
人が感じるという行為の豊かさを
フィレンツェの街は今日も変わらず
無言のオーラでエレガントに
私たちに語り続けている
