2010年10月28日木曜日

「ゆとり」の大切さ



皆さまリアルに想像してみてください。
「貴方の会社から許しが出ました。明日から半年間、写真の場所で暮らして頭と体を休めてきなさい。」
さて、貴方の人生にどれだけの変化が現れるでしょうか?
写真の場所はイタリアのトスカーナ州「シエナ」。
中世のたたずまいがそのまま残された街。
貴方はここで、何を思い、何を感じ、何をしるでしょう。

日々の生活に忙殺され、
忙しさの中に何を埋没させて生きているのか振り向く暇もない。
常に走りながらの典型的な日本人の生活。
私は、決してそれではいけないと思うのです。
人は心のゆとりのなかに大切なものを見つけ、
味わうことができると信じています。

「忙しい」という字は、本当に上手く出来ていると思います。
「心を亡くす」と書きます。
仕方なし、と諦めていてはいつまでたっても手に入らないものが沢山あります。
イタリア人達は、バカンスこそ人生のすべてだと言います。
バカンスなしの人生なんてありえない。
バカンスなしの人生なら死んでいるのも同じ。
とまで言います。
では、彼らはバカンスで何をしているのでしょうか。
彼らは言います。
「バカンスとは避暑地に行って、何もしないことをするのだ」と。
私たち日本人には、その意味すら想像しにくいですよね。
「何もしないことをする」
忙しさに慣れてしまっている私たち日本人には、
彼らと同じバカンスを経験することで、
「何もしない」ということの困難さを知るでしょう。
ただ、海岸線でパラソルの下、横になり続ける一カ月半。
特別毎日変化があるわけでもなく、景色が変わるわけでもありません。

最初の1日2日は、気持ちよく、その解放感に心湧きますが、
その後、1週間、そして2週間に入ると、
仕事がしたくてしたくて仕方なくなったり、
いろんな事が気になりだして、
パソコン開けて、携帯眺めて。。。
そうなんです。
私たちがあこがれる彼らのバカンスは、
日本人が急に始められ、さらに楽しめるような、
生半可なものではないのです。

これがまさにカルチャーショックというものでしょう。
私たち日本人の生活に「文化」と誇れる豊かな時間が
どれだけ含まれているでしょうか。

不景気という波を言い訳にして、
仕方なしと諦めているうちに、
人生は終わってしまう。
そんな気がしてなりません。

より大切な時間を手に入れる為に、
ちゃんと仕事と向き合い、
プライベートと向き合い、
友と、家族と、そして自分自身と向き合っていきたい。