2011年6月30日木曜日

アンテナのメンテナンス


海外出張中は、あえて日本のニュースを見ない様にしている。
それは、日本にいるとき毎日アンテナを張っているからだ。
アンテナも1年に1度や2度ぐらいは、メンテナンス期間が必要だと思う。
メンテナンスをせずに、雨風にさらされて何十年も使い続けると
当然錆びるし、機能不全に陥る。

情報のアンテナも、心のアンテナも
たまには休ませ、そしてリフレッシュさせてやらなくてはいけない。

最近、新型の鬱患者が若い人の間で急増していると聞く。
今にはじまったことではないが、
いよいよ日本は機能不全だ。

「大海も1滴の集まり」であるように、
日本全体の問題は、すなわち私たち一人一人の問題だ。
日本人は働き過ぎだと世界中の人々から言われる真意を、
日本にいながらにして肌で実感するチャンスはない。

日本人は、働く事を美徳としてきた。
海外は、労働は罪であるという、
キリスト教の影響などもふまえたとしても、

日本人の働き過ぎからくる盲目さはあまりにも目に余る。
声を出す隙間すら与えられないし、
声の上げ方を得たいという力すら不足している。

年に一度の1泊2日の温泉旅行では、
日本の機能不全、自らの人生の機能不全を総合的に分析し、
あたらなる一歩を力強く踏み出すことはできない。

世界6位の自殺者大国。
先進国では、ロシアに次いで2位。

この生きにくい社会を変えるには、
私たち一人一人が豊かな人生を手に入れる強さを持つ事だ。
変化を恐れることなく、少数派になることを恐れることなく。
自分が正しいと思った道を、それぞれが
日本人らしく誠実に歩く決意が
今求められているのだと思う。