2010年7月5日月曜日

風邪薬のせいでないことへの祈り

娘が学校から持ち帰った風邪のウイルスを
娘の漢字テスト98点のプリントと一緒に頂いてしまった。
親子そろって寝込んでいる。
お陰さまで家内が薬局から買ってきた薬が、
今回の風邪に合っていたようで急速に楽になりつつある。

さて、イタリア出張報告の続きであるが、
ここ数年繰り返している1週間出張と比べて、
今回は3週間と滞在期間が長かった。
1週間と3週間の違いはかなり大きい。
1週間では感じられない空気を3週間だからこそ感じることが沢山ある。
言語もそうだ。まだまだ初心者程度のイタリア語しか使えない私だが、
3週間も滞在すると、それなりに慣れてくる。

イタリア人達の生活リズムや
イタリア各地の街が持つリズムに
自分のテンポがシンクロしてくるのもやっぱり1週間半を過ぎてから。

今回の長期海外出張の価値は、
日本の情報から3週間も離れるということに大きな鍵があったように思う。
一種の現実逃避的な解放感ももちろんあるが、
それ以上に重要だと感じたことがあった。

それは、私が充実した私生活と仕事を営むのに
日本で半強制的に入る多くの情報が不必要であると知ったことだ。
時々インターネットにありつけるので、
イタリアでも必要な日本の情報を知りえる環境にはある。
しかし、今日を充実させることに向き合うしかないイタリアでは、
多くの情報を必要としないのだ。

この体験を通じて、
日本で日毎懸命に収集する情報に対する労力を見直し、
もっと意味のある、
もっと価値のある時間の使い方を模索しようという思いに至った。
このことは、私のこれからにとって、
とても重要な意味を持つだろう。
そんな直感がしている。

現に私自身、出発前よりずっと肩の力が抜けている。
これが家内が買ってきてくれた風邪薬のせいでないことを
今密かに祈っている。